サラダ油やキャノーラ油など食用油がアトピー性皮膚炎の原因に?

アトピー性皮膚炎に悩まされている人は日本だけでも1000万人を超えると言われています。

もともと生まれた時から親からの遺伝によってアトピーの症状がでてしまっているということもあると思いますし、成長の過程でいつの間にかアトピー性皮膚炎が発症してしまったというケースも多いでしょう。

そのうち成長の過程でアトピーになってしまったという人に該当する話なのですが、実はご家庭で普段から使われることが多いサラダ油キャノーラ油などの食用油がアトピー性皮膚炎の原因になっている可能性があるという話が出てきています。

もちろんアトピーというものはたったひとつの原因だけでかかるというよりは、ダニやハウスダストなどのアレルゲン物質、ストレスなどの精神的要因などが重なったときにより発症の可能性を高めてしまうものです。

しかしいずれにしてももし仮に現在使っている食用油がアトピー性皮膚炎を発症させる一つの原因になっていたりするのであればすぐに使用を控えるなど対策をしていく必要性がでてきます。

食用油がアトピーの原因になるということは有り得るのか

今まで何の問題もないと思って使ってきていた食用油がまさかアトピーの原因になっているなんて・・・となかなか信じがたい部分もあると思いますが、まずは実際のところどうなのかまとめていきます。

サラダ油とアトピーの関係性

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昔はアトピーと言えば子どもがかかる病気であるという認識が強かったのですが、今となっては今では成長期にアトピーの症状が出る人ももちろん多いですが、それに近いくらい成人してからアトピーの症状が出てしまう人も増えています。

なぜそのようなことになるのか?というとリノール酸の過剰摂取が一つの原因ということが有力説であるとされています。

リノール酸はサラダ油に多く含まれる脂肪酸となっています。

そしてそのリノール酸をサラダ油などの食用油から頻繁に摂取するようになると体内にアラキドン酸と呼ばれる炎症を引き起こす可能性の高い脂肪酸が多量に分泌されるようになっていきます。

アラキドン酸が直接炎症を起こすのではなく、アラキドン酸の分泌量が増えることによって炎症を引き起こし悪化させる化学物質であるロイコトリエンが合成されるようになります。

ロイコトリエンが痒みや炎症の直接の原因に!

体内にサラダ油の影響で合成されたロイコトリエンと言う物質が増えてくると普段は特に反応するようなこともないホコリや動物の毛、肌に触れている洋服や下着などちょっとしたものも「異物」と判断されて痒みや炎症がでてくるようになります。

体内にロイコトリエンが蓄積されている状態だと、使っているシャンプーやボディソープなどが敏感肌用のものをつかっていないことからすぐに痒みがではじめて皮膚の乾燥や炎症を起こしてしまうケースもあります。

痒みがではじめている段階で意識を強く持っている間は掻かないようにできても、寝てしまった後無意識のうちに顔や体を掻いてしまうことから傷となって炎症がさらに悪化していきます。

リノール酸は本来であれば体に必要とされる成分でもあるので健康を維持するために適度な量は必要であるとも言われていますが、その摂取量が多くなるとこのような流れでアトピーが発症してしまうことがあるということです。

キャノーラ油もリノール酸を含むため同様の結果に

サラダ油がアトピーの原因になる可能性が少なからずあるということですが、コンビニやスーパーなどでも安価な価格で販売されており「コレステロール0」ということを売りにしているキャノーラ油はどうなのでしょうか。

実は厳密に言うとサラダ油という大きな括りの中にあるのがキャノーラ油という位置づけになっており、キャノーラ油にもリノール酸が含まれています

そのため先ほどまでの流れと全く同じでキャノーラ油を使用した料理を頻繁に食べるということはリノール酸の過剰摂取につながり、ロイコトリエンが増えることからアトピーが発症する可能性が高まるということです。

食事療法でアトピーが改善できる可能性も

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皮膚科などに行って診察を受けると食事内容やお菓子、摂取する飲み物などについて指導されることもあると思います。

その際に決まって言われるのは和食中心の食生活にしなさいということです。

これはなぜかというと和食中心の食事にすることが健康を損ねる可能性のある食用油を使う機会を少なくすることにつながるからでもあります。

とある研究所による実験では食用油をそもそも使わない和食を食事の中心とすることで半年で40%ほどのアトピー患者の症状が改善されて、1年経過後には残りの30%の患者のアトピーが改善されたという結果が出ています。

この事実からもリノール酸を控えるように食事から徹底管理することがアトピーを自然に治癒させることに直接的につながるということが読み解けますね。

リノール酸はアトピーだけでなく様々なアレルギーを呼び起こす原因に

サラダ油やキャノーラ油などの食用油に多量に含まれるリノール酸が引き起こす可能性があるアレルギー症状はアトピー性皮膚炎だけではありません。

  • 花粉症
  • 喘息
  • アレルギー性鼻炎

実はリノール酸はアトピー性皮膚炎以外にもこういったアレルギー症状の原因として直接かかわっているということも最近では明らかになってきています。

仮に上記のようなアレルギー症状も同時に抱えている場合はリノール酸を含まない油に変えるか、和食中心の食生活に切り替えることでその症状も回復させられる可能性もあります。

まとめ

遺伝だけが原因のアトピーであれば成人する前くらいには回復していることが多いですが、そうでない場合は今回のような食用油も原因の一つとして警戒していく必要があります。

あまりにも症状が酷い場合は早めに一度信頼できる皮膚科に診察を受けることを推奨しますが、そういったところでも一度食用油の影響などについて医師に確認をしてみるといいですね。

最近ではL92乳酸菌などがアトピーなどのアレルギー症状に効果的ということも判明してきているので、食用油には十分注意しつつもサプリメントなどを活用していくことで症状の回復を早めることも可能です。

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