コンビニ食が危険で体に悪いということは多くの人がすでに知っている通り周知の事実ですが、その理由となっているのは添加物ばかりではありません。
もちろんコンビニ食にたっぷりと含まれている食品添加物についてもそればかり食べていると間違いなく体に悪いのですが、それよりもコンビニ食に必ずといっていいほど含まれている油のほうがさらに危険性が高くなっています。
コンビニ食の危険な油とは?
コンビニ食といえばお弁当、おにぎり、お惣菜などもありますが、それだけではなくお菓子類やアイスクリーム、乾麺などなどもありますね。
それらの中にはかなり高い確率で危険性のある油が含まれています。
植物油脂・植物油の記載には要注意

駄菓子類やチョコレート菓子などのパッケージ裏などをよく見てみるとかなりの割合で植物油脂や植物油といった記載がされていることに気がつくと思います。
健康そうな謳い文句がパッケージ表面に書かれているものでもその裏の原材料のところを見ると普通に植物油脂などが堂々と書かれていたりします。
あまり油についての知識をもっていないと植物油だったら健康に良いんじゃないの?というイメージを持ってしまうかもしれませんが大間違い。
コンビニなどに売られている食品で植物油脂の文字を見つけたらそれはすべてオメガ6系の油が使われて作られている食品ということになります。
知らず知らずに植物油脂を大量摂取していることも

今まであまり食べていたものの原材料について意識したことがないという人はチェックしてみるようにすると恐ろしいほどたくさんの植物油脂を摂取していることに気がつくと思います。
実はこれがオメガ6系脂肪酸を過剰摂取してしまいやすい最大の原因でもあります。
コンビニには売っていないような高級志向なお菓子などであれば植物油脂が含まれていないということもありますが、コンビニに売っている食品についてはそのほとんどに含まれているのが現実です。
一度試しにコンビニに立ち寄った時にでも普段食べているものの裏を見て原材料を確認してみると面白いくらいにほとんどの食品に植物油脂の文字が刻み込まれているのがわかるはずです。
ちなみに表記としては植物油脂や植物性油脂、植物油など様々ですが、実態は同じです。
植物油脂の何が危険で体に悪いのか
それではそんな植物油脂はなぜ体に悪いといわれ危険性を指摘されているのかというところについても確認していきましょう。
原材料に植物油脂と書かれているコンビニ食などはそのほとんどがトランス脂肪酸を含有しているものとなっています。
トランス脂肪酸といえばマーガリンやショートニングなどに含まれる成分でもあり、その危険性が一時期話題になりましたね。
天然に存在しているものではなくてすべて人工的に作らているわけですが、何が悪いのかというと摂取することで善玉コレステロールを減らしてしまうこと。さらに健康に悪い影響を与える悪玉コレステロールを増やしてしまうという点にあります。
トランス脂肪酸は摂取量が多くなればなるほど危険性も増してくるものであり、以下のような影響を及ぼすと言われています。
- 活性酸素を発生させて老化やガンなどのリスクを高める
- 血液を汚し血流を悪くする
- 脳細胞の働きが悪化してうつ病などが発症する
- 体内の脂肪酸バランスが崩れて肥満やむくみの原因となる
ざっと上げただけでもこのような影響がでてきてしまいます。
さらにここから発展して違った病気などを抱えてしまうことになるということも考えられるのでリスクは広がるばかりです。
植物油脂に体に良い要素はあるの?

それではここまでコンビニ食などに含まれることが非常に多い植物油脂の危険性や悪影響について解説してきましたが、体にいい要素はあるのかという点についてもお話しておきましょう。
残念なことに結論としては植物油脂に体にいい要素は一つもないということになります。
少量の摂取であればすぐに目立った悪影響がでることはないかもしれませんが、それが積もれば積もるほど植物油脂によるトランス脂肪酸が細胞膜に悪影響を及ぼしていくようになります。
少しくらいなら・・・と許して食べていると、結局またすぐに同じものを食べてしまうことになるので理想を言えば植物油脂や植物性油脂という文字を見かけた時点で購入するのを控えていきたいところです。
まとめ
今回はコンビニ食の危険性や体に悪いと言われる理由ということで植物油脂が含まれる食品が多いことによる悪影響などをお伝えしてきました。
加工食品が多く並んでいるコンビニ食は手軽に美味しく食べれる物が多いので便利であることには違いありません。
しかし、そのほとんどがオメガ6系の油が使われているものになりますので、それに頼った生活をしていると確実にオメガ6系脂肪酸の過剰摂取になっていきます。
それは同時に体に必要なオメガ3系脂肪酸が欠乏するということでもあるので、コンビニ通いはますます健康リスクを高めてしまうことになります。
いくら多忙でストレスが多い生活をしているといっても今後5年10年先の健康のことを意識するなら便利さや手軽さだけを求めた食生活はできるかぎり控えていくべきといえます。