コレステロールは悪くない!?低すぎると病気の原因になることも!

コレステロールと聞くとそれだけで悪いものであるというイメージを抱く人も多いと思いますが、本当のところは単にコレステロール多いということ自体が悪いことではないということが判明してきています。

むしろコレステロールが低すぎる事のほうが病気の原因になるということもあるようですので、その方が注意していかなければならないというところもあります。

なぜコレステロールは悪くないといえるのか。コレステロールのもつ本来の役割などについて今一度確認していきましょう。

コレステロール値が高いほうが健康的という新しい常識

これまではコレステロールは血管をつまらせたり、動脈硬化心筋梗塞などの病気へのリスクを促進させるということで悪者扱いされることが多いコレステロールですが、現在はコレステロール自体が完全にリスクのある悪い存在ではないということが多方面から発表されています。

日本脂質栄養学会から発表されている内容とは

逆に血中コレステロールが高いほど健康で長生きするということが日本脂質栄養学会から発表されているくらいですので今まで持っていた常識と真逆の結果になって驚いた人も多いと思います。

この調査については17万人にも及ぶ観察データを元にして死亡率と総コレステロール値を元にして検証した結果でもあるので非常に信ぴょう性の高い情報でもあります。

総コレステロール値が160以上200未満の人に比べて、160未満の人の死亡率が男性1.6倍、女性は1.4倍高いという結果がでています。

この結果から分かる通りコレステロール値が低いほど死亡率は上がって、コレステロール値が高いほど死亡率が低くなるので長生きするということが読み解けますね。

コレステロール値が低いとガンの発生率も高まる

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あまりにも高すぎるコレステロールも問題ですが、逆に低すぎるコレステロール値というのも問題です。

とくにコレステロール値が低いとがん発生のリスクが高まる可能性があるということも言われているので注意が必要でもあります。

主に肝臓がんや胃がんなどのリスクはコレステロール値の低さと深い関係性をもっているということが報告されています。

適正値を知りバランスのいいコレステロール値を目指すべき

もちろんコレステロール値は人によって適正値というものがあります。

これまでの食生活や年齢、性別、これまでの病気の有無、体質など様々な条件が合わさったうえでコレステロール値の適正値というものが決まっていくものです。

そのため単純に高いだけのコレステロール値を目指すような行為をするべきではなく、自分の健康状態などを知りつつ良いコレステロール値をバランスよく増やしていくようにするのが理想的と言えます。

コレステロールの本来の働きとは?

コレステロールとは脂質の一種なのですが、どのような働きをするものなのかというところについて詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

1日に必要とされるコレステロールの量は1000〜1500mgほどであると言われています。

その中でも食べ物などから摂取するべきなのは約3分の1ほどであり、残りの3分の2は肝臓と脳によって生成されていくものとなります。

生成されたコレステロールと摂取したコレステロールは血液によって全身へ運ばれて細胞膜の材料となっていきます。

ちなみにコレステロールの働きとしてはそれだけではなく、脂肪やタンパク質を分解したり、腸内で脂質の吸収をサポートするといったものもあります。

その他、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌、ストレス耐性を高めることができる副腎皮質ホルモンの材料にもなるなど活躍の幅が広いのもコレステロールの特徴です。

LDL悪玉コレステロールすら悪者ではない

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コレステロールはLDL(悪玉コレステロール)とHDL(善玉コレステロール)に分かれており、善玉はいい効果のあるコレステロール、悪玉は悪い効果しかないコレステロールという印象を持っている人がほとんどかと思います。

しかし、悪玉と呼ばれ悪者扱いされる事が多いLDLも本来は肝臓で作られたコレステロールを血液に乗せて全身へ運んで細胞膜を作るという働きを担っているものであり、決して一方的に悪い働きなどをするものではありません。

悪者扱いされる理由となっているのは増えすぎてしまったLDLは、働きかずに血管の内部に溜まって動脈硬化を引き起こしてしまうリスクもあると考えられていたからです。

ただ、現在の正しい見解としては動脈硬化を引き起こしていたのはLDLにはなく、血管が炎症を起こしているというところにあります。

コレステロールではなくリノール酸が血管の炎症を起こす

コレステロールが増えやすい食事には同時にオメガ6系脂肪酸であるリノール酸が含まれていることが多くなります。

実は動脈硬化などを起こす血管の炎症を作ってしまっているのはLDLコレステロールではなく、リノール酸にあるということが判明しています。

もちろん血管が炎症する原因にはそれ以外にも肥満やストレス、高血糖、喫煙、加齢などの影響もありますが、それ以上にリノール酸の過剰摂取のほうが強い影響を与えてしまう可能性が高くなっています。

まとめ

今回は悪者にされがちなコレステロールの本来の役割りなどについて詳しくまとめてきました。

コレステロール0!と書かれている油などでもリノール酸が多いとそれは健康に悪い証拠ということですので過剰摂取には注意していきたいところですね。

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